Perfumeの歌詞はわかりにくい

Perfumeの歌詞はわかりにくいよね、と友人の誰かが言った。

その友人の口調は決してPerfumeの楽曲をけなそうとしているのではなく、
ただ思ったことを気まぐれに投げかけるような口調であったから、私は特に気を悪くするでもなく。
適当に、ああ~と相槌を打った。


確かに、曲によっては理解の難しい歌詞もあるし、
素直に共感しにくいものもあるといえばある。


妙な納得であった。


Perfumeの歌詞がわかりにくいという理由を、
友人はPerfumeの代表作「ポリリズム」を例に挙げて簡単に説明した。

「だってさ、<プラスチックみたいな恋>って何だかわからなくない?
あと、僕の気持ちも巡り巡るって所もさ、なんかイメージしにくいし。」


抗弁しようとしたが、何も言えずに言葉を詰まらせた。

プラスチックみたいな恋って、確かに何なんだろう…。

友人の何気ない問いの答えはすぐに見いだせるものではなく、帰宅してからの宿題となった。





繰り返しになるが、プラスチックみたいな恋って、なんだろう。


無機質な恋を表現しているのかな。

そもそもポリリズムは、NHK広告機構のCMの内容に合わせて作られた曲と思う。

リサイクルはちゃんとしようねっていう。


捨てられたゴミは、リサイクルによって新たな資源によみがえる。

<ほんの少しの僕の気持ちも巡り巡るよ>
という箇所もそれを踏まえての表現なのだろうと思う。



ポリリズムの歌詞を語るとしたら。

漠然としたイメージで捉えるしかないから、多者多様に見解があるだろう。



Perfumeの歌詞は、わかりにくい。

でもそこが、Perfumeの歌詞においての最大の旨味だと思う。


わからないから、思考する。
あれこれと想像を膨らまし、自分なりに答えを見出そうとする。
その過程が、実はたまらなく楽しい。
見出した答えが自分の脳裏に像を結んだときの達成感、多幸感ときたら。

湧き上がるイマジネーションの泉が、空気中に弾ける爽快感。

読み手側に解釈が委ねられることで、歌詞の可能性は無限大になる。


ちょうど私たちの世代に受け入れられるような、ド直球のラブソングもそれはそれでいい。
そういう歌にもまた、良さがある。

でも、そういう人たちにこそPerfumeの曲も聴いてほしい。

綿密な情景描写のない、わかりにくいけど何らかの意味がありそうな歌詞に対面したとき、
私たちはただの受け手側ではない。
[ 2012/02/03 20:40 ] Perfume | TB(0) | CM(2)

本当の芸術

はじめまして

見る者や聴く者側がクリエイティブであればあるほど、そのすばらしさが分かるのがPerfumeだということですね

私のような感性の鈍りきったおっさんが…Perfumeの壮絶なまでの芸術性に完全にぶっ壊れました。

Perfumeの歌詞は、想像力を膨らませるどころか想像力が暴走してしまいますよね〜
[ 2012/02/26 16:09 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます!

> はじめまして
> はじめまして!いつもブログ拝見しております!!
> 見る者や聴く者側がクリエイティブであればあるほど、そのすばらしさが分かるのがPerfumeだということですね
> そうなんですよね!!
> 私のような感性の鈍りきったおっさんが…Perfumeの壮絶なまでの芸術性に完全にぶっ壊れました。
> 私もです。前までは今よりずっと凡庸な感性でありきたりな考え方しか出来なかったのですが。
Perfumeの影響で少しは感性が鋭敏になった気がします。たぶん…
> Perfumeの歌詞は、想像力を膨らませるどころか想像力が暴走してしまいますよね〜
分かります(笑)私もしょっちゅう妄想を爆発させて、リアル充実です(*^^*)
[ 2012/02/27 17:22 ] [ 編集 ]

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