2012.1.28 JPNツアー@埼玉スーパーアリーナ②

セットリストの詳細などは公式からネタバレ禁止令が出ているとのことなので、
ツアーが終わるまで自粛します。

しかし、2回目のMCの中であまりにも衝撃的な出来事があったので
それだけ書かせて下さい。

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曲が終わり、ハイな気分が醒めやらぬ中始まったMC。
恒例の客いじりが始まった頃、
私は上気した頭で例の親切なレザビのっちのコスプレの方の言葉を思い返していた。

開演前、偶然にも2度目の対面を果たした私たちとレザビコスプレさん。


MCの時、一番通路側の人(私の隣)に場所を替わってもらって、
3人にアピールしてみたら?
とアドバイスをくれたのだ。


それを聞き、一か八か勝負に出てみたいと強く思った。

周囲には迷惑な行為と自覚しつつも、この衝動は止められなかった。

どうにかして、3人に気づいてもらえないだろうかー。

花道を歩きながら、客をいじりに回る3人。
やがて、こちら側にも歩いてきた。

図々しくも隣の方にお願いをすると、すんなり了承してくれた。
場所を交代してもらうと、少し通路にはみ出して、3人に手を振った。
時々名前を叫びながら。

しかし、残念ながら気づいてもらえず、
隣の方にお礼を言っておとなしく席に戻った。

Kと、こんだけ人がいるから仕方ないよね、
次のライブがいい席だったらアピールしようとやり取りしながら。

今日までに衣装を作ってきたことは、決して無駄な労働ではなかった。
ライブ前にコスプレイヤーさん達と交流ができたのだ。
ファンの輪の中に入り、楽しい時間を過ごすことができた。
それだけでも大きな収穫と言えた。



うん、これでいい。

そう自身に言い聞かせていると、またも目の前に3人がやってくるではないか。

隣の方に2回目のお願いをし、また通路にはみ出して、
さっきより強くアピールしてみた。

すると、なんとあ~ちゃんが気付いてくれたのだ!!

「あっ、JPN?」
「JPNもどきみたいな。」
後に続くのっち、かしゆかも私たちに注目し始めた。

私たち二人はさっきあれだけ強くアピールしておいて、
いざ気づかれたとたんに固まってしまったのだ。

当然と言えば当然、3人がこちらを見ているのだ。
まるでレーザービームのような視線に貫かれているのだ。
私のような常人は思考停止して当然。


愛して止まない、憧れて止まないPerfumeが、こちらに焦点を向けているのだ。

しかも、モニターには驚き戸惑う私たちの姿が映っている。

これは夢か現か。

ますます混乱状態に陥っていると、
あ~ちゃんが私たちを見ながら

「あれ?でも、下・・・」


私ははっとして自分の下半身を見た。

スウェットはきっぱなし!?


咄嗟にスウェットを脱いだ。

露出したかったのではない。


衣装の完成像を見せたかったのだ。
(ショートパンツは市販品だが。)



「えっ、生着替え?w」

「ああ、よかった。下履いとるんじゃ」

会場が微かにどよめいた。

自分の行動に後から後悔したが、状況がもはや異次元なのでさほど気にならなかった。



そして、のっちがあることに気付いた。

「あれっ、あ~ちゃんがいない?」

<私たちの学年には超がつくほどのPerfumeファンと公言しているのは私とKしかいない。
(隠れファンはいるかもしれないが)

そのため、残念ながら3人組は結成できない。
私はのっち、Kはかしゆかと割り振りしたため、あ~ちゃんが揃えられなかったのだ。
そこに他意はなく、私もKもあ~ちゃんが大好きである。>


その時のあ~ちゃんのショックを受けた表情が忘れられない。

「あ~ちゃん役がいないけど、私はあ~ちゃんが大好きです」とか、
「これから揃える予定なんです」とか、
気のきいた台詞が言えればよかったのに、
私たちはまごまごするだけでうまく返せなかった。


自分のアドリブ能力の乏しさを実感した。


「向こうにあ~ちゃんがいるかもよ!」

と、別の客をイジりに行った3人をしばらく放心状態で見つめていた。

ふとKを見ると、無言で号泣していた。
気づくと私の頬にも涙が伝っていた。


私たちは僅かながらPerfumeと会話したのだ。

私の脳内の大半の割合を占めているPerfumeと。

ここに来るまで、実はバーチャルな存在なのではと訝ってさえいたPerfumeと。



あの瞬間、3人は確実に私たちをその目で見たのだ。
視覚から脳へ、私たちの情報を受信したのだ。

そんな出来事が、現実にあったとは考え難い。

言葉に形容できないほどの感激が、涙となって昇華されていく。




ずっと前から用意していた、
<もしも>Perfumeと会話ができたら伝えたいこと。



その内容は、1mmも伝えることが出来なかった。

せっかく、千載一隅のチャンスが巡ってきたのにも関わらず。

もう一生巡ってこないかもしれないチャンスだったのに。



のっちは私の永遠の憧れとか、

かしゆかは私の心のオアシスとか、

あ~ちゃんは私の太陽とか、

出来れば伝えたかった。



めちゃくちゃ贅沢かもしれないけど、それだけは少し心残りだ。

席に戻ってきたとき、よかったねーと言ってくれた周りの人たち。

こんな迷惑な二人に、嫌な顔せず場所を譲ってくれた隣の席の方。


Perfumeファンはみんな良い人だ。

まだ序盤のMCなのにも関わらず、私たちは胸が一杯になった。

しかし、そのあとも怒涛のライブは続く。
[ 2012/01/29 17:28 ] Perfumeライブレポ | TB(0) | CM(10)

2012.1.28 JPNツアー@埼玉スーパーアリーナ①

人間は老化する。
それは免れようがなく、誰にでも平等に起こる事象である。
時間の流れは容赦がない。
今この瞬間にも、私たちは老いている。

老化に伴い、人間は忘却する。
「今」という瞬間を飾る音を、色を、香りを、肌を包み込む空気感を。

五感を経由して脳へと受信される億万の情報を、次の瞬間には忘れているのだ。
覚えていようと努めても。
これもまた免れようのない自然現象である。

だから私は、記憶が新しいうちにこの出来事を書き記しておくことにする。

現実世界から切り離された、愛や夢の詰まった幻想的空間での出来事を。





午前9時半。
一緒にツアーに行く友達Kと、地元の駅で待ち合わせ。
二人とも、上半身はパーカーの上にジャンパー。
下半身はスウェット。靴は黄色いパンプスという、変な取り合わせである。

周りの人の視線も痛い。

実は、その下には今日のために用意してきた手作りのJPN衣装を纏っている。
本人たちが気付いてくれたらいいね、などと興奮気味に言葉を交わしながら電車に乗り込む。

車内でも、口を衝いて出るのは今日のライブの話ばかり。

どんなセットリストなのか。
どんな振り付けなのか。
どんな衣装なのか。
どんな演出なのか。
どんなMCをするのか。

今日までネット等のネタバレを回避してきた私たち。
ゆえに、実際にライブが始まらなければ答えの出ない問いの答えを、
憶測で完結させては、それを延々続けるのだった。



午前11時半。
さいたま新都心に到着。
けやき広場までほんの少しの道のりを歩き、
前方を見遣る。

早くも、グッズ売り場は長蛇の列である。
一瞬気が滅入りそうになったが、そんな思いはすぐに消えた。

ここに並んでいるのはみんなPerfumeファンの同志であり、
それぞれPerfumeに対して熱い想いを抱いているであろう人たち。

こんなに沢山のファンがいるPerfumeって、やっぱりすごいなぁ。
大きな存在になったなぁ…。と妙な感慨に耽ってしまったのだ。

PTA会員限定グッズは売り切れるのが早いと聞いていたので、即座に最後尾に並んだ。
それから30分後くらいに列が動き出し、さらに1時間半待つ。


やっと先頭間際に立てたと思い一息つくと、
「PTA会員証、もしくはPTAサイトから申し込んだツアーチケットの提示がなければ
グッズの購入権はありません」との係員からの一声。

どちらも手元にない私は、(会員証は忘れ、チケットは友達が2枚申し込んだ)
友達に私の分のグッズの購入を頼み、列から外れた。
友達に料金を後払いし、念願のPTA会員限定グッズをゲット。
クリアファイル(青)と追加ポケットを購入した。

それから一般のツアーグッズ販売の列に並び、いくらか待ってから無事に欲しかったグッズをゲット。

パンフレット、ジャンパー、メモ・付箋セット、リストバンド、タオル、ステッカー、リバーシブルバッグ、
チョコレート、ピアスを買って、総額12000円。
お年玉を大いに使った。

大満足しながらうろうろ歩いていると、広場の一角に小さな人だかりができているのを発見した。

よくよく見ると、Perfumeのコスプレをした人たちと、
その周りを囲むように写真撮影をしている人たちが集まっていた。

私たちはその輪の中を掻い潜り、一緒に写真を撮ってほしいと伝えた。
快く了承してくれたコスプレイヤーさんたちと記念撮影。

ニコニコ動画でPerfumeのフリコピをしているユニットも生で見れて、
写真も一緒に写ってくれて嬉しかった。
他にも、逆に一緒に写真を撮ってほしいと頼まれたり。

ファンの人たちとの交流に、ライブ前に不思議な充実感を得ていた。




午後1時半。
お腹が空いたので、お昼を食べようという話になった。
どこに食事場所があるのか分からずに二人で悩んでいると、
レザビののっちのコスプレをした方が親切に食事場所を教えてくれた。

結局、同じフロアにあったローソンでパンを買って済ませた。

さいたまスーパーアリーナの会場時刻は午後4時。
2時間半近く空いた時間があった。
その時間を、コスプレイヤーの方たちを眺めたり、買ったパンフレット見たり、気ままに談笑したりして潰した。

やがて、開場時刻の30分前になり、アリーナW1,2ゲートの入り口に並ぶ。

会場準備に時間が掛かったようで予定の4時よりも遅れていたが、
Kと片耳ずつイヤフォンを付けてJPNを聴いたりしていたので、
待ち時間も苦ではなかった。

建物内に入ると、入口で薄い冊子の入った袋を手渡された。
中身はツアーグッズの紹介であった。
ありがたく受け取った。
Perfumeの文字と、ツアー名が印刷された袋も何気に嬉しい。

アリーナ内に入り、席を探すと、花道?ステージ?から10列ほど離れた位置だった。
思っていた以上にステージが近く、興奮してはしゃいだ。


「目が合ったらどうしよう」
「この衣装気づいてくれたらヤバいね!」

などと二人で話し、盛り上がっていた。

開演までの2時間は、常にソワソワと落ち着かなかった。

今、3人は楽屋内だろうか。
開演寸前まで、パフォーマンスの調整でもしているのだろうか。
あと何分か後に、本当に3人は現れるのだろうか。

一人で思考をぐるぐると忙しく巡らしていると、
遠方にある大きな複数のモニターに氷結CMが流れた。
友達と振り付けを真似しながら、ハイテンションで騒いだ。




開演2、3分前。
どこからか、手拍子が聞こえた。
だんだんとその数が増え、アリーナ全体に響き渡る。
皆が、Perfumeを迎えようと一体化している。

私もKも、夢中で手を叩いた。
次第に周囲の客たちが起立していく。

いよいよか、という期待が背筋をせり上がってくる。

しかし、背が低いことが災いして、オールスタンディングになるとステージが見えない。
精一杯背伸びをして、やっと間から見えるステージを瞬きせずに睨んでいると、
後方から歓声が起こった。

前の様子がよく見えない私は何が何だかよく分からないが、
舞台照明がついたことはかろうじて分かった。
ああ、始まった!
心臓が激しく暴れていた。



[ 2012/01/29 16:00 ] Perfumeライブレポ | TB(0) | CM(0)